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望年会
最近、年末が近づくにつれ「望年会」という言葉が目につくようになった。以前は忘年会ということで一年間のいやなことは全部忘れて、宴会をしようという趣旨だったと思われるが、社会全体に閉塞感がただよい、不景気で希望が見えない昨今、未来に望みを託すような「望年会」ということばが代わって使われ始めたことは嬉しい。
さて、我々クリスチャンは2015年を望んで、どういう志を持っているだろうか?来年の教会のスローガン(標語)には、「祝福の基となる」(Ⅲヨハネ2)ということばが与えられた。元来、これはクリスチャンみんなに与えられた「地の塩・世の光」と同じような意味だが、「今日私が行く所、私が会う人、一人一人の祝福と、恵みの源泉になる」という信仰である。このことを成就してゆくために、私は来年「デボーションの習慣の確立」ということを提唱したい。野球で今年優勝したソフトバンクホークスのジェイソン・スタンリッジ投手はヒーローインタビューのたびに、まず「イエス様は私の力です」ということで有名だが、その彼が「私にとって聖書はどうしても読まなければいけないものだ」と断言し、そのために時間をとることに力を注いでいる。イエス様もいつも、多忙であればあるほど、よく荒野に退いて一人で祈っておられた。「どうしたら祈れますか?」という質問を時々聞くが、答えは「祈ること」である。祈りは意志的に習慣づけることが必要である。祈って、賛美して、みことばをいただければ、聖霊様に満たされる。一日の初めに聖霊様に満たされれば、その日一日、うちにおられる主が自分を通して会う人ごとに栄光を現してくださり、こうして「祝福の基となること」が成就してくるのである。来年は「羊の年」である。美しいとは羊が大きいと書く。毎日の生活で自我がでるのではなく、私のうちのイエス様が私を通して栄光を現してくださる、そんな年になるように。祈りのうちに新年を迎えたい。
『悪をもって悪に報いず、侮辱をもって侮辱に報いず、かえって祝福を与えなさい。あなたがたは祝福を受け継ぐために召されたのだからです。』 (Ⅰペテロ3:9)
(2014年12月28日)
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