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世界情勢を読む

 

 

 新聞等を見る時、聖書的な世界情勢の読み方を紹介したい。一回目は民主化だが、続けてイスラム化、商業主義化、イスラエルを中心に動く中東情勢、後の雨の時代の教会、さらにECの動向と反キリスト登場の兆し等をとりあげてゆきたい。

 

1.「民主化」~最近、香港の学生デモやアラブの春以降の各国の民主化の動きがよく報道されている。民主化は民主主義にのっとり、為政者の独断的な政治から、一人一人の民衆の権利を反映する政治への移行を目指す運動である。・これは聖書の預言から見ると、ダニエル書にあるバビロンのネブカデネザル王の見た夢の解き明かしと符合している。世界帝国の王になった彼はこの先、世界がどうなっていくかを考えていたところ、彼を王にした主が夢で彼に示された巨大な像の幻である。その像は、頭は純金、胸と両腕とは銀、腹とももとは青銅、すねは鉄、足は一部が鉄、一部が粘土だった。これはダニエルの解き明かしによると、バビロン帝国の次ぎにメド・ペルシヤ帝国、ギリシヤ帝国、ローマ帝国と世界史が変遷し、ついに分離した現代の国々に至る幻であるが、同時に権威の質が絶対的な金から、国民一人一人に分与された粘土の時代になることも示している。共産主義国は鉄の権威があるが、その他の国々は粘土化、つまり民主化への動きをしているわけである。しかし、この幻には続きがあって、一つの石が人手によらずに切り出され、その像を打ち砕き、その石が大きな山になって全土に満ちる幻である。この石はイエス様のことであって、像であらわされる人の国はやがて神の国になるという結論である。今の時代はイエス様の再臨待望の時代なのである。

 

“しかし、イエスは彼らに答えて言われた。「あなたがたは、夕方には、『夕焼けだから晴れる』と言うし、朝には、『朝やけでどんよりしているから、きょうは荒れ模様だ。』と言う。そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。” (マタイ16:2~3)

 

(2014年11月2日)

 

 

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